こんにちは、ホーチミン レタントン通りにある美容室 RITAです。
ノンシリコンという言葉が広まってから、悪者のように思われている「シリコン」
さてさて、シリコンとは髪に悪いものなのでしょうか?
シリコンって髪に良くないの?
お客様からもよくご質問をいただくのですが、シリコン自体が髪に悪いというわけではありません。しかし、「シリコンヘア」なるものもありまして…
シリコンって何なの?
シリコンとは正式には「シリコーン」という名前のもので、シャンプーに限らず、化粧品や日焼け止めなどにも配合されている成分です。
シャンプーやトリートメントなどに入っているシリコンは、髪をコーティングするという働きがあります。髪の手触りが良くなったり、キューティクルを守ってくれたりするのです。
どうして悪者っぽい扱いなの?
「ノンシリコン」という言葉が広まってから、その対極である「シリコン」は悪いと思われがちに・・
巷ではこんな噂もあります。
・地肌や髪にダメージを与える
・髪に蓄積する
実際のところ、毛穴に詰まるようなことはなく、シリコンが頭皮や髪にダメージを与えるということもありません。
が、しかし…
「髪に蓄積する」というのは残念ながらありまして・・
シリコンの蓄積
ひとくちにシリコンと言っても、水溶性のものや非水溶性のものなど、実はいろいろな種類があるのです。
水溶性のものは簡単に洗い流せますが、非水溶性のものだと長く使い続けることで髪に蓄積されていく可能性があります。これが「シリコンヘア」と呼ばれているものです。
特に安い製品などの場合、質の良くないシリコンが多く配合されていることがあります。
髪にシリコンが蓄積してしまうと、カラーやパーマに影響したり、トリートメントの栄養分が浸透しにくくなってしまうのです。
質の良くないシリコンって?
となれば、質の良くないシリコンが入っているものは使いたくないですよね。水溶性で髪に蓄積しないものを使いたい!
ではでは、お使いの製品の成分表をチェック!
簡単に洗い流せるシリコン
・シクロメチコン
・ジメチコンコポリオール
ちょっと気をつけたほうがいいかも?
・アモジメチコン
どっちとも言えないなぁ…
・ジメチコン
なんだか聞き慣れない名前たちですよね。シリコンは成分表に「シリコン」とは書かれていないのです。
他にもたくさんあって「メチコン、シロキ、シリル、シランなんちゃら~」と書かれていれば、それはシリコンです。
そして、なんだか煮え切らない位置にいる「ジメチコン」
これは分子量によって髪へのくっつき度合いが変わってくるのですが、成分表にはそこまで詳しくは書かれていないのですよね・・
いっそのことノンシリコンにしたらいい?
「コンコンコンコン表示を見るなんてめんどくさいわ!ベトナム語なんて増してやわからんぞ!」
ですよね、ですよねw
「いっそノンシリコンにしたら蓄積せんのちゃう?」
ですよね、ですよね〜。
ですが、ノンシリコンは向いている髪とそうでない髪があるんです。
\ ノンシリコンに向いている方 /
・ボリュームがない
シリコンによるコーティングがないため、軽い仕上がりになり、ふんわり感を出すことができます。
ただ、摩擦から髪を守ることができないので、髪を洗っているときに手触りやきしみが気になるという場合もあります。
また、熱から守れないため、ドライヤーやアイロンを使うときはオイルなどを先につけてからのほうがいいですね。
Elujuda
\ ノンシリコンに向いていない方 /
・ダメージが気になる
・髪の毛が絡まりやすい
・アイロンやコテをよく使う
シリコンは髪の毛をコーティングするので、ドライヤーの熱から守ったり、ツヤを与えたり、ボリュームを抑えることなんかもできます。
気になる蓄積ですが、髪を洗うときに洗い残しがないようにしっかり流したり、質の良い製品を使うことで防ぐことができます。
\ いろいろと考えるのがめんどくさい方 /
美容師にお尋ねくださーい♪
現在の髪の状態を見て、普段のお手入れ方法などもお伺いしながら「ちょうどいい」をご提案をさせていただきます。
また、シャンプーで使い始めは良かったのに、だんだん髪が傷んできたと感じていたり、「思い描いている髪」になかなか近づいていかない!という場合、それは替え時です。
ボトルがかわいいから、有名だから、みんなが使っているから・・では、髪はきれいになりません。自分に合ったシャンプー、トリートメント、ケアに出会うことが美髪への近道です♪
ということで、シリコンについてのお話でした。
それでは今日も素敵な1日を。
シャンプーにまつわるあれこれ