こんにちは、ホーチミンにある美容室RITAです。
髪を切りたいなぁ〜と思っていたそんなある日、どんな髪型にしようかなぁ〜?とスマホで検索していると…
そこに現れたこんなかわいい写真!
(画像:レプロ エンタテインメント)
『Wow!めっちゃかわいい~!このガッキーみたいな髪型にしたいなぁ〜!美容院行ってこよーっと♪』
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「今日はどんな感じにしましょ?」
『あらが・・・
(いや、この写真かわいすぎやしな…)
(あんたがガッキー?って思われそう…)
(新垣結衣までの距離遠すぎて笑われる?)
えっとー、そんなに短くなくて、柔らかさもありつつ、でもすっきりとした感じで〜@#$%^&*』
で、そぉぉっとスマホをしまうw
希望の髪型について話すとき、イメージ写真を見せるのに抵抗を感じた経験はありませんか?
女優さんはもちろん、ヘアカタログのモデルさんもきれいな人やかわいい人ばかり…。なんだか自分と違いすぎて見せるのが恥ずかしいなぁ…って。
実際のところ、イメージ写真について美容師はどのように思っているのでしょうか?スタイリストに聞いてみると…
美容室ではなりたい髪型の写真を見せたほうがいい?
写真って見せたほうがいいですか?
RYO:写真があるとうれしいですね。
UME:ボクもですね。
芸能人とかの写真ってなんだか見せづらくて…
RYO:僕らは顔じゃなくて髪を見ているので、美容師は芸能人だとか、かわいさとか全然気にしてませんよ。
UME:ボクもです。
RYO:その写真のどこが気に入っているのかを教えてほしいです。前髪なのか、毛先なのか、カラーなのか、などなど。選んだ理由を聞いていくと、希望されているものがだんだんと明確になってきます。
これムリちゃう?って思うこともある?
RYO:ありますね。髪の生えグセや日頃のセットの仕方などから写真のようにはならないなぁ…ってこともありますが、顔的にとかそういうことではないです。
UME:そうですね。
RYO:例えば、50代の方が10代の写真を持ってこられても「いやいやいや…」とはならないです。何が気に入ってその写真を選んだのかをお伺いしていき、その方の希望を引き出していきます。
さらに「こうしたほうがもっと似合う!」というのがあれば、こちらからも提案してみます。
その方に合っているかどうか、さらには「人から見られるとき」にどう見えるのか。自分で髪の毛を見る時間よりも他人に見られている時間のほうが圧倒的に多いですからね。
UME:そうそう、まさに今言った通りで、前から〜横から〜後ろから見たときの見えか・・・(今聞いた通りなので割愛w)
なるほど。
美容師は写真のかわいさやかっこよさについてはなんとも思っていないと。
キラッキラした写真を見せることに抵抗があるなぁ…という方もいらっしゃるかと思いますが、「写真と比べてどうこう」ということは全然ないようです。
逆に、写真を見せることでより具体的にイメージを伝えることができます。
お客様となりたい髪型のイメージを正しく共有することで「え?思ってたのと違う…」ということになるのを防げます。
いくら技術が素晴らしくても、希望と違う髪型になってしまってはお客様は満足できませんよね。
毎回同じスタイリストなら好みを理解しているかもしれませんが、いつもと違うスタイリストや初めてのお店などでは写真を見せるほうがいいです!
さらに、「ちょっと、少し」などの感覚というのは人それぞれに違うので、具体的な言葉を使うほうがよりはっきりと伝わります。
「ちょっと短くする」の「ちょっと」が1cmと3cmでは仕上がりが違ってきますし、自分が思っている「ちょっと」と相手が思っている「ちょっと」が全く同じとも限らないのです。
ベトナム料理で、
「これ辛い?」
『ちょっとだけな、でも全然 Không cay やで!』
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「めっちゃ辛いやーん泣泣泣」
ってこと、ありますもんねw
美容室ではなりたい髪型のイメージ写真、ぜひ見せてください!なんなら数枚あるとかなりうれしいです☆
ということで、
「今日はどんな感じにします?」
『新垣結衣さんみたいな感じがいいんですけど…』
「あぁ、ガッキーかわいいよね。じゃあボブやね。ほなシャンプーしましょか〜!」
こんな展開のときは要注意ですw
どのガッキーになるか、わからないww
(画像:Pinterest)
それでは今日も素敵な1日を〜☆